もはや当たり前になっている経験値かまどは裏技やバグと呼べるのか
一年半ぐらい前は裏技とかバグとか言われていた経験値かまどですが、今では当たり前のように使われています。
なぜ経験値かまどが裏技とかバグとか言われたかというと、経験値が一気に増えるだけではなく修繕エンチャがついている道具や装備品の耐久値を回復できるという画期的なものだったからであると思います。
ではその画期的な仕様があるだけで、裏技やバグと呼んでいいものなのか、もう少し見ていきます。
かまどで精錬した場合、精錬による経験値がプレイヤーに与えられる仕様については、歴史はかなり古いです。海外wikiを見てみましょう。
java版では、なんと1.3.1の時代からありました。
1.3.1ってどれくらいの年代?って思う方もいるでしょうから、年代を調べてみると、2012年8月1日。とても古いですね。
つまり、9年前からかまどにはこの仕様があったものと考えられます。
経験値をプレイヤーに与える目的のみでの経験値かまどはこのときからできたといえばできたと考えますが、経験値としてあまり美味しいものではなかった(もしくは多くのプレイヤーに普及していなかった)のかもしれません。
google検索で「xp farm minecraft furnace」で検索すると、3年ほど前からちらほらと該当の動画やら記事がヒットしますが、それより前は経験値かまどをフューチャーするほどのものでなかったのかもしれません。
その状況を一変させたのはなにが考えられるでしょう。
そう、修繕です。
経験値かまどのプレイヤーへの経験値が付与+修繕による耐久値回復!
これが世の中に広く周知され、経験値かまどが脚光を浴びたと考えます。
修繕というエンチャントがいつごろ実装されたか見ていきます。
下表のとおり、修繕はjava版1.9(2016年2月頃にリリース)から登場したものです。ポケット版では1.1.0(2017年6月頃)に実装されています。ポケット版で修繕が実装されているので、統合版になったときには統合版にもすでに修繕があったはずです。
修繕は経験値で耐久値を回復するものですが、経験値かまどが修繕による耐久値回復という副次的発見に至った経緯を推測すると、
・プレイヤーに経験値を与える経験値かまどで修繕付きの道具や装備品の耐久値を回復できるのでは?
・精錬を行ったかまどを壊すと出てくる経験値オーブは実はかまどに溜まっているのでは?
こうした推測をもとに、経験値かまどと修繕をかけ合わせたすばらしいものが生まれたのではないかと、僕はこのように考えています。
以上のことから、経験値かまどは仕様を生かした産物であり、バグと呼べるものではないと言えると思います。どちらかといえば裏技と呼べるかもしれませんが、仕様上できるものですから、裏技と呼べるかもどうかちょっと微妙なところです。どちらかというと呼びたくないかな。
例えるなら、パソコンのキーボードのショートカットキーを裏技と呼ぶかどうかというのがいい例でしょうか。
ショートカットキーはもともとキーボードの機能としてありますよね。それを裏技と呼ぶかどうかは人によります。ある人によってはショートカットキーが当たり過ぎて裏技とか呼ぶ人はいません。でも、ある人によってはそのショートカットキーが裏技とか時短術とか言う人がいるのと一緒かと。
経験値かまどを人によっては裏技と呼んでしまうかもしれませんが、みなさんはどう思いますかね。
最後にjava版と統合版の経験値かまどについて。
java版の経験値かまどと統合版の経験値かまどはまったく同じ構造で作成可能です。
ちなみに統合版の経験値かまどの写真は1.18.10.20のベータ版のもので、普通に使えます。
大型アップデート後に経験値かまどが使えなくなるかどうか気になるところもありますが、経験値かまどの歴史とこれまでに述べてきたことを踏まえると、開発者側で特別(仕様上不都合)な理由が無い限り、1.18になろうと、1.19になろうと使えなくなるということは無かろうかと思います。
ということで今回は経験値かまどについてのお話でした。ではまた~