めったに観ない邦ドラだが、今期に入り、「勇者ヨシヒコと魔王の城」「地味に凄い校閲ガール・河野悦子」「逃げるは恥だが役に立つ」の3本を観ている。
勇者ヨシヒコと魔王の城は、山田孝之、ムロツヨシ、宅麻伸、木南晴夏の4名がドラクエ風に冒険し、魔王を倒すという設定。毎エピソードに有名な俳優さんがちょいちょい顔を出すのも面白い作品。これまでドラクエの世界一色でシーズン1、シーズン2を作ってきたが、今期のエピソード3でFFの世界を再現したのは面白い試みだったと思う。チープ感がとにかく凄いが、ドラクエをプレイした人は、ところどころにクスっとくるような笑いを誘う場面があるのがたまらない。
地味に凄い校閲ガール・河野悦子は、石原さとみ主演のドラマ。タイトルのネーミングが面白い。石原さとみが演じる河野悦子(こうのえつこ)が入社したのが、ある出版社の校閲部。そして名字「河」と名前「悦」の2字をとって河悦。「校閲」と「河悦」のこのふたつの文字が掛かっている。内容はスッキリ痛快コメディといっていいだろうか。事実確認と誤字脱字チェックという校閲のしごとはなんとも神経を使う仕事だ。
逃げるは恥だが役に立つは、新垣結衣主演の恋愛ドラマ。恋愛感情のまったくない男女がお互いのメリットを見出して、雇用者(男=名前知らん)と被雇用者(女=ガッキー)という立場で、雇用契約書まで結んで結婚。そんな二人の行き着き先は?というのが大筋。
恋愛感情のない者同士で、相互にメリットがあるということでの結婚を偽装結婚というのか計略結婚というのか分からん(親族の顔合わせまでやってのけているのはリアリティさに欠ける)。
一応、考察。
主人公の女(ガッキー) ・結婚した相手に恋愛感情なし ・労働は掃除・洗濯・料理など家事全般(家事による報酬は夫からもらう)
主婦 ・結婚した相手に恋愛感情(多かれ少なかれ)あり ・労働は掃除・洗濯・料理など家事全般(家事による報酬はもらえたりもらえなかったり) ・育児(子どもがいれば)
兼業主婦 ・結婚した相手に恋愛感情(多かれ少なかれ)あり ・勤務先から労働報酬あり ・掃除・洗濯・料理など家事全般(家事による報酬なし・夫だけの給料) ・育児(子どもがいれば)
こう見ると、兼業主婦には頭が上がりませんわ。