タイで大規模な反政府デモ
目下、タイで大規模な反政府デモが行われています。ニュースなどでも報じられていますね。
デモは、国民の政治への関心が強い国の表れなのでしょうか。なかなか収束の気配がありません。
今回のデモ蜂起は、反政府派によるもので、反政府派の主張はインラック首相の退陣と総選挙の延期を求めています。ちなみにこの女性の方がインラック首相で元首相タクシンの妹さんです。
ちょっとニュースを読んでみますと、ニュースなどで耳にするインラック首相はタクシン派の首相なんだそうです。タクシン派というのは、元首相のタクシンさん側に立つ人達のことです。日本でも似たものとして派閥がありますよね。
つまり、反政府派は反タクシン派のことで、その構図はズバリ
タクシン派 VS 反タクシン派
ということになります。
元首相のタクシンさんは在職中に汚職やらで国を追われた経歴があるひとで、インラック首相はそのタクシンさんを帰国の道を開くための恩赦法案というものを画策その法案を通そうしたことが今回のデモに拍車をかけたとの一部ニュースもありました。結局、その法案自体は通らなかったそうですが。
タクシン派と反タクシン派の支持基盤は…
タクシン派は経済発展から取り残された地方の農村部が支持基盤。反タクシン派は官僚や軍部、官僚組織に近い都市部の企業サラリーマンなどを主な支持基盤。
圧倒的に多いと思われる貧困層を支持者にもつタクシン派が強そうですが、この両者は98年頃からずっと政権の取ったり取られたりを繰り返してきています。
これからのタイ情勢はどうなってしまうのでしょうか。全く読めません。