noshi’s diary

ゲームの事、映画やドラマ、思いついた事、プログラミングの事、雑記的なことを書いています

地球が滅亡するまでの災害事象を詰めこんだ映画「世界沈没~END DAY~」

先週末、災害で世界・人類が滅ぶ様子を描いた作品「世界沈没~END DAY~」を観ました。

 

この作品では火山噴火を起因とする地すべりによって引き起こされる大津波、隕石落下、致死率性のある猛毒ウイルス、粒子加速器によるブラックホールの生成による人類の終末が描かれています。

 

人類が滅亡してしまうような災害事象を扱った映画は多くありますが、この作品ではそれぞれの災害事象が独立した形でエピソード化されていて、

  • 火山噴火を起因とする地すべりによって引き起こされる大津波 編
  • 隕石落下 編
  • 致死率性のある猛毒ウイルス 編
  • 粒子加速器によるブラックホールの生成実験 編

のような感じで構成されています。

 

すべてのエピソードは、毎回同じ場面からスタートしますが、このシーンが意味深です。ルーチンのようなシーンを何度も見せられると、そのシーンが意味を持つようになってくるようにも思えてきます。


製作者の意図はわかりませんが、そのシーンがまるでなにか悪いことが起きるスイッチのようにすら思えてきて不思議です。

 

さて、本作品の各エピソードは、どの災害事象も悲劇的な結末を迎えるものですが、人為的な粒子加速器によるブラックホールの実験を除けば、自然災害の前に私たちはいかに無力で儚い存在であるかを思わせられます。

 

また、エピソードが独立している形で描かれていて、家族、恋人、友人の死(犠牲)を身近に感じさせるようなストーリーではありません。そのため、悲劇なことが目の前で起きているのにもかかわらず、なぜか冷静な目でその画面を見つめてしまいます。感情移入して涙が流れてしまうようなシーンないかもしれません。

 

映画、ドラマ、本から得られる体験は、私たちに「思いや気づき」を与えるくれることがあります。

 

例えば、今回のような終末論的な映画を観ると、『私たちが悲劇的な災害事象がいつ起きてもおかしくない不安定な地球の上に住んでいて、平穏で安定な日常を送れることがいかに幸せ(奇跡的な幸せ)であるか』という思いに駆られるのと同時に、そんな日常を送れることへの感謝をしたくなりますね('ω')