トライデントは歴史や神話に登場するだけではなく、意外なシンボルとして使われているのって知っていましたか?
ということで、今回はマイクラで何気なく使っているトライデントに登場するトライデントにまつわるお話です。
歴史
トライデントという単語そのものは英語です。その語源は、ラテン語のトライデンスまたはトライデンティスに由来すると言われています。ちなみに、ラテン語は古代ローマ人の用いた言語で、英語と深く関係している言語と言われています。
トライ[Tri]はラテン語で数字の3という意味で、デント[dent]は歯という意味です。これがトライデントの由来とされています。
トライデントは古代ローマでは当初釣りの道具として使われていました。それがやがて戦闘に使われるようになったとされています。
トライデントが戦闘で使われるようになったエピソードとしては、グラディエーターと呼ばれる剣闘士同士の戦いが有名です。
グラディエーターの中には漁師のような格好の装備で戦った者がいました。漁師のような格好の装備をしていたグラディエーターはレティアリウスと呼ばれ、レティアリウスは網を投げて敵の自由を奪い、トライデントでとどめを刺すというスタイルで戦っていたそうです。
トライデントが歴史に残る武器として登場していたなんて、ちょっと意外ですよね。
余談ですが、釣り道具として使われるトライデントはライスターまたはギグと呼ばれることがあります。ライスターやギグは、先端が三叉以上あるものも含まれます。
神話
トライデントはギリシャ神話の海の神であるポセイドン、ローマ神話におけるネプチューン、ヒンズー教の神シヴァ、これら神々の武器とされています。
トライデントを使ったエピソードとして、ギリシャ神話のポセイドンやローマ神話のネプチューンはトライデントを使って水源を作ったり、地震や津波を起こしたりしたとされています。
シヴァがトライデントを使ったエピソードは見つかりませんでしたが、トライデントが握られているシヴァの像の画像がネット上で見つかります。
シンボル的な使用
トライデントはシンボルとして使われるケースがあります。
アメリカのサンタモニカ警察官協会のロゴに、トライデントが採用されています。ロゴに描かれた形や文字は、サンタモニカ警察とサンタモニカ市を表しているんだとか。
ほかにも、アメリカ海軍におけるアメリカ特殊作戦軍下の組織メンバーのバッジにもなんとトライデントを見つけることができます。
たまたま見つけてしまいましたが、トライデントは意外なところに使われているんですねぇ(笑)
ということで、今回はトライデントにまつわるお話でした。
最後までありがとうございました。
それではまた~。